教えて！大上先生
hanshinbukai令和6年2月に行われた大上勝行先生特別講演で寄せられた「大上先生への質問」に対する回答です。
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大上先生が考える経絡治療の最終到達点は？
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四診、特に問診（病証）と脈診が整合性を持ってつながり、それによって経絡・経穴・手技・ドーゼが決まり、そのオーダー通りに治療を実現できること。「経絡」の｢虚実｣を｢補瀉｣するところから始まった経絡治療が中国古典医学を包括するというのはこういうことだと思います。
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先生の目指す経絡治療とは？
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上記のような経絡治療が理想ですが、理論的にも臨床的にも確立されてはいません。僕自身もすべて理解しているわけではありません。自分の理想とする経絡治療を実現するために目の前の課題をひとつひとつクリアにしていきたいと思います。現在は『傷寒論類編』を研究することで、病証学の確立を目標にしています。
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治療を行う上で困った事は？
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理想とする経絡治療が実現できないときです。四診から身体の状態が読み取れない、読み取れても改善に向かわせる技術がない時です。
